希望なきリプレース(建替え)ですか・・・

福井・美浜原発
廃炉認可 将来の建て替えも視野 関電、3号機は残す

毎日新聞2017年4月20日 
 原子力規制委員会が19日、関西電力の美浜原発1、2号機(福井県美浜町)の廃炉を認可したことを受けて、関電は廃炉に向けた工事に着手する。2基は採算が取れないとして廃炉にするが3号機だけは残し、将来の建て替えを視野に美浜の立地は確保する。ただ、3号機の安全対策には多額の費用がかかるうえ、廃炉で出る放射性廃棄物の処分先も決まっておらず、課題は多い。
 原子炉内の機器内部に付着した放射性物質の除染作業は、1号機が7月ごろ、2号機が11月ごろから始める見込み。廃炉完了まで最長で約30年かかり、費用は計約680億円を見込む。
 1号機は1970年、2号機は72年に運転を開始。東京電力福島第1原発事故を受け、原発の運転期間は原則40年とされた。規制委の審査に合格すれば、最大20年延長できるが、安全対策に多額の費用がかかる。1、2号機の発電能力は34万~50万キロワットと規模が小さく、費用をかけると利益が出ないと判断、関電は昨年2月に廃炉を申請していた。
 一方、昨年末に運転から40年を迎えた3号機は規制委から延長が認められ、2020年の再稼働を目指している。ただ、発電能力は約82万キロワットと大飯原発(福井県おおい町)1基分の約7割しかない。再稼働に向けた安全対策の工事費用は防潮堤建設など判明しているだけで1650億円に上り、テロ対策費も数百億円かかる見込みで、収益的には厳しい。
 それでも関電が美浜に原発を残すのは、国が2030年に全電源の原発比率を20~22%とする中、いずれ古い原発の建て替え方針を定めるとみているからだ。それまで美浜の立地を確保し、空いた土地を利用して新設を進めたい考えだ。しかし、原発反対の世論や建設コストによっては新設ができなくなる可能性もあり、関電の原発事業の将来は見通せない状況が続く。

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